AI検索対策やコンテンツマーケティングを始める前に、一度立ち止まって確認しておきたいことがあります。
あなたの事務所サイトは今、Googleからどう見られているか。
「毎月問い合わせが来ているからたぶん大丈夫」「ホームページは何年か前に作った」——そう思っているうちに、検索からほぼ誰も来ていないケースが少なくありません。現状を数字で把握することが、あらゆる改善の出発点になります。
そのために使うのが Googleサーチコンソール(無料)です。
サーチコンソールで何がわかるか
Googleサーチコンソールは、Googleがあなたのサイトについて把握している情報を見せてくれるツールです。広告費は一切かかりません。
大きく3つのことが確認できます。
- どんなキーワードで検索されているか(実際の検索クエリ)
- どのページがGoogleに認識されているか(インデックス状況)
- クリック率と表示回数(検索結果でどれだけ選ばれているか)
まず確認する3つのレポート
1. 検索パフォーマンス
左メニューの「検索パフォーマンス」を開くと、過去3ヶ月のクリック数・表示回数・クリック率・掲載順位が確認できます。
ここで最初に見るべきは「クエリ」タブです。あなたのサイトにたどり着いた人が実際に打ち込んだ検索ワードの一覧が並びます。
チェックポイント:
- 事務所名での検索が大半を占めていないか(指名検索ばかりなら、新規流入が少ない)
- 許認可名や補助金名のキーワードで表示されているか
- 表示回数は多いがクリック率が低いページはどれか(タイトル・説明文の改善余地あり)
2. インデックス登録状況
左メニューの「ページ」(以前の「カバレッジ」)を見ます。
「インデックス登録済み」のページ数と、「インデックス未登録」のページ数が確認できます。
作ったページがインデックスされていなければ、検索結果には一切表示されません。新しく追加したサービスページや料金ページが未登録になっていることは珍しくありません。
3. 上位表示ページの特定
「検索パフォーマンス」の「ページ」タブに切り替えると、どのページが最もクリックを集めているかがわかります。
事務所の強みが出ているページが上位に来ているか確認します。意外なページが上位に来ている場合、そこを充実させることで問い合わせにつながりやすくなります。
行政書士サイトによくある3つのパターン
パターンA:事務所名でしか検索されていない
指名検索がほとんどで、業務キーワードでの流入がほぼゼロ。口コミや紹介で来てくれる顧客はいるが、ネットで新規を獲得する仕組みがない状態です。
対策の方向性:取り扱い業務ごとのページを作る。建設業許可なら「建設業許可 ○○市」のようなローカルキーワードを意識したコンテンツが有効です。
パターンB:表示はされているがクリックされない
表示回数は月数千回あるのに、クリック率が1%未満。検索結果に出てはいるが選ばれていない状態です。
対策の方向性:タイトルと説明文(メタディスクリプション)を見直す。「行政書士事務所です」より「建設業許可を最短2週間で取得——申請実績○件」のように、具体的な強みを盛り込む。
パターンC:特定ページだけ突出している
1ページだけアクセスが集中しており、他は閑散としている。コンテンツのバランスが偏っている状態です。
対策の方向性:上位ページに内部リンクを追加し、関連ページへの回遊を促す。上位ページのテーマに近い記事を追加して、サイト全体の権威性を底上げする。
登録方法(5分でできます)
- search.google.com/search-console にアクセス
- 「今すぐ開始」→ Googleアカウントでログイン
- URLプレフィックスにサイトURLを入力(例:https://example-office.jp)
- 所有権の確認(HTMLファイル設置、またはGoogleアナリティクスと連携すると簡単)
データの蓄積には1〜2週間かかります。登録してすぐには数字が少ないので、少し待ってから確認するのがコツです。
次のステップ
現状を把握したら、次は「AI検索で選ばれるサイト」に向けた改善が始まります。
GoogleのAI概要(AIによる検索結果の要約)に選ばれるためには、専門性と地域性が明確なコンテンツが必要です。どの業務に強いか、どのエリアに対応しているかを検索エンジンに伝えることが出発点になります。